Markdown(マークダウン)でドキュメント、ブログ記事、技術仕様書、README、GitHub、Notion、Obsidianなどを書く際に欠かせないのが「Markdown 画像挿入(markdown img / markdown 画像 埋め込み)」の記法です。
「Markdownで画像を挿入する基本の書き方を知りたい」「画像のサイズ(横幅・高さ)を拡大・縮小して調整したい」「画像をクリックしたら別ページに飛ぶリンク画像を作りたい」「ローカルフォルダの画像ファイルを表示させたい」「画像が表示されなくて困っている」といった疑問や課題を抱えていませんか?
Markdownの画像記法は非常にシンプルですが、標準構文だけでは画像サイズの変更ができないため、HTMLタグの併用やエディタごとの拡張記法を理解しておくことが実務では極めて重要です。
この記事では、コピペですぐに使える逆引きチートシートから、基本構文(alt・URL・title)、画像のサイズ変更(px / % / max-width)、リンク付き画像、中央揃え・回り込み配置、ローカル相対パスの書き方、主要エディタ(VS Code / GitHub / Obsidian)の便利技、画像が表示されない原因と解決策まで、網羅的かつわかりやすく徹底解説します!
📌 本記事のポイント・要点まとめ
- 基本の画像挿入記法:
で簡単に画像を埋め込み可能 - リンク記法との違い: 先頭に
!(感嘆符)を付けると画像、付けないとテキストリンクになる - 画像サイズ変更(markdown 画像サイズ): 標準Markdownではサイズ指定不可。HTMLの
<img src="..." width="300">やCSSstyleを併用する - リンク付き画像:
[](リンク先URL)のようにリンク記法の中に画像記法をネストする - ローカル画像の指定:
./images/sample.pngなどの相対パスを使ってプロジェクト内画像を表示 - トラブルシューティング: パス間違い、感嘆符忘れ、全角スペース・全角カッコ混入などのよくある原因を即解決
【早見表】Markdown画像挿入 逆引きチートシート
まずは「今すぐ書き方を確認してコピーしたい」という方向けに、代表的なMarkdown 画像挿入の書き方一覧表を用意しました。用途に合わせてコピーしてお使いください。
| やりたいこと・目的 | 書き方(Markdown / HTMLコード) | 特徴・補足 |
|---|---|---|
| 基本の画像挿入 |
|
最も基本的なWeb画像の埋め込み構文 |
| ホバータイトル付き |
|
マウスカーソルを合わせた際にツールチップ表示 |
| ローカル画像(相対パス) |
|
同階層やサブフォルダのローカルファイルを参照 |
| サイズ変更(px指定) |
|
HTMLタグ併用。幅300pxに固定(高さは自動比率維持) |
| サイズ変更(%・レスポンシブ) |
|
画面幅に応じたパーセント指定・最大幅制限 |
| 画像にリンクを設定 |
|
画像クリックで外部サイトや別ページへ遷移 |
| 画像の中央揃え |
|
HTMLのpタグまたはdivタグで中央配置 |
| キャプション付き画像 |
|
セマンティックなHTML5タグで説明文を付与 |
1. Markdown画像挿入の基本記法(markdown img / 埋め込み)
Markdownにおける画像挿入の基本構文は、リンク記法の先頭に !(感嘆符 / エクスクラメーションマーク)を付けた形式です。

🔍 各構成要素の役割と詳細
!(感嘆符): 「これはリンクではなく画像の埋め込みである」ことをパーサーに指示する最重要記号です。[代替テキスト](alt属性): 画像の内容を説明するテキストです。通信環境が悪く画像が表示されない場合や、視覚障害者向けスクリーンリーダーの読み上げ、検索エンジンの画像SEO評価に使われます。(画像のURL)(src属性): 表示したい画像のWeb URL(https://...)またはローカルの相対パス(./images/...)を指定します。"ツールチップタイトル"(title属性 / 省略可能): 画像URLの後ろに半角スペースを空けてダブルクォーテーションで囲むと、マウスカーソルを画像に乗せた際に小さな吹き出し(ツールチップ)が表示されます。
基本の書き方とレンダリング例
実際にWeb上の画像を指定して埋め込むコード例と表示結果です。

【ブラウザでの表示イメージ】
💡 リンク記法 [テキスト](URL) との違いに注意
先頭に ! があると「画像埋め込み」、! がないと「通常のテキストリンク」になります。画像が表示されずに青文字のリンクテキストになってしまう場合は、先頭の ! が抜けていないか確認しましょう。
※ リンク記法について詳しく知りたい方は「Markdownリンクの書き方完全ガイド」をご覧ください。
2. 画像のサイズ変更・リサイズ方法(markdown 画像サイズ)
Markdownを使い始めた人が最もつまずきやすいのが、「標準のMarkdown記法には画像サイズ(width / height)を変更する構文が存在しない」という点です。
Markdownはもともと「文書構造の記述」に特化しており、デザインやスタイルの制御はHTML/CSSに委ねる思想で設計されているためです。しかし、オリジナルサイズのまま表示すると「画像が巨大すぎて画面からはみ出る」「小さすぎて文字が読めない」といった問題が起こります。ここでは実務で使える画像サイズ調整の解決手法を解説します。
方法1:HTMLの <img> タグを使う(最も確実・推奨)
Markdown文書内では、HTMLタグを直接記述してレンダリングさせることが可能です。HTMLの <img> タグに width や height、あるいは style 属性を付与することで、自由自在にサイズを変更できます。
<!-- 横幅を300ピクセルに指定(高さは縦横比を保って自動調整) -->
<img src="https://example.com/image.png" alt="サンプル画像" width="300">
<!-- 横幅と高さを両方指定 -->
<img src="https://example.com/image.png" alt="サンプル画像" width="400" height="250">
<!-- パーセンテージやCSSスタイルで指定(レスポンシブ対応) -->
<img src="https://example.com/image.png" alt="サンプル画像" style="width: 60%; max-width: 500px; height: auto;">
💡 アスペクト比(縦横比)を崩さないコツ
width と height の両方を手動で指定すると、元画像の比率と異なった場合に画像が歪んで(引き伸ばされて)しまいます。通常は width="300" のように横幅だけを指定するか、CSSで height: auto; を指定すれば、ブラウザが自動的に正しい縦横比で高さを計算してくれます。
方法2:プラットフォーム別の拡張記法を使う
一部のMarkdownエディタやWebサービスでは、独自の画像リサイズ拡張構文がサポートされています。
| ツール・サービス | 記法例 | 解説 |
|---|---|---|
| Obsidian | ![[image.png|300]]![[image.png|300x200]] |
パイプ | の後ろに横幅(または 横x縦)を指定 |
| kramdown / Jekyll | {: width="300px"} |
末尾に属性リスト {: ...} を付加 |
| GitHub Issue / PR | <img width="300" src="..."> |
ドラッグ&ドロップ時にHTMLタグが自動生成される |
| Qiita / Zenn | <img src="..." width="300"> |
HTML <img> タグの記述が公式推奨 |
⚠️ 独自拡張記法の互換性に注意
Obsidianやkramdownなどの拡張記法は、他のエディタ(VS Code標準やGitHubなど)に持ち込むとそのまま文字列として表示されてしまいます。環境を問わず確実にサイズ変更を効かせたい場合は、HTMLの <img> タグを使用するのが最も安全です。
※ MarkdownとHTMLの詳しい併用テクニックは「MarkdownとHTMLの併用ガイド」で解説しています。
3. 画像のレイアウト調整(中央揃え・回り込み・キャプション)
ドキュメントをより見やすく整理するために、画像の位置揃えやキャプション付けを行う実践テクニックです。
画像をページの中央に配置する(センタリング)
Markdownの標準記法では画像は常に左寄せになりますが、HTMLタグで囲むことで簡単に中央揃えが可能です。
<!-- 方法A: pタグのalign属性を使う(最もシンプル) -->
<p align="center">
<img src="https://example.com/sample.png" alt="中央配置画像" width="400">
</p>
<!-- 方法B: divタグとstyle属性(CSS)を使う -->
<div style="text-align: center;">
<img src="https://example.com/sample.png" alt="中央配置画像" style="max-width: 80%;">
</div>
テキストを画像の横に回り込ませる(左右配置)
アイコンや図解の横に説明文を流し込みたい場合は、CSSの float プロパティを使用します。
<!-- 画像を左に配置し、テキストを右側に回り込ませる -->
<div style="overflow: hidden; margin-bottom: 20px;">
<img src="https://example.com/icon.png" alt="アイコン" width="120" style="float: left; margin: 0 15px 10px 0;">
<p>ここに画像の右側に回り込ませたい文章を記述します。画像の横幅や余白(margin)を適切に設定することで、雑誌やブログのような美しいレイアウトが実現できます。</p>
</div>
画像にキャプション(説明文・図番号)を付ける
図表やスクリーンショットの下に「図1: システム構成図」のようなキャプションを付ける方法は2通りあります。
<!-- 方法1: HTML5の figure / figcaption タグを使う(推奨) -->
<figure style="text-align: center; margin: 20px 0;">
<img src="https://example.com/diagram.png" alt="システム構成図" width="500">
<figcaption style="font-size: 0.9em; color: #666; margin-top: 6px;">図1: クラウドサーバーのシステム構成図</figcaption>
</figure>
<!-- 方法2: Markdown記法+斜体テキストで手軽に書く -->

*図1: クラウドサーバーのシステム構成図*
キャプションのスタイリングや番号の自動採番など、さらに詳しい活用法は「Markdown 画像キャプションの書き方完全ガイド」で詳しく解説しています。
4. 画像にリンクを設定する方法(クリックできる画像)
「バナー画像をクリックしたら紹介ページに飛ばしたい」「サムネイル画像をクリックしたら高解像度の元画像を開きたい」という場合は、リンク構文の中に画像構文をネスト(入れ子)します。
リンク付き画像の構文構造
[](リンク先のURL)
📌 構造の分解イメージ
- 通常のリンク記法:
[ リンクテキスト ]( リンク先URL ) - リンクテキストの部分に画像記法
をそのまま埋め込む - 完成形:
[](リンク先URL)
実践コード例(バナー&拡大リンク)
<!-- 例1: 外部サイトへのバナーリンク -->
[](https://markdown-start.com)
<!-- 例2: サムネイルから拡大画像へのリンク(Lightbox的な活用) -->
[](https://example.com/large.jpg)
<!-- 例3: サイズ指定+リンク(HTMLタグを使用) -->
<a href="https://markdown-start.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer">
<img src="https://example.com/banner.png" alt="Markdownスタートガイド" width="350">
</a>
サイズ調整と別タブ開き(target="_blank")を同時に行いたい場合は、上記例3のようにHTMLの <a> タグと <img> タグを組み合わせると確実です。
5. ローカル画像・プロジェクト内ファイルの指定方法(相対パス・絶対パス)
Web上のURL(https://...)だけでなく、ローカル環境(PC内やGitHubリポジトリ内)にある画像ファイルをMarkdownに埋め込む際は、ファイルパスの指定方法が重要になります。
相対パスと絶対パスの書き方
以下のようなプロジェクトのフォルダ構成を例に解説します。
my-project/
├── docs/
│ └── guide.md ← 編集中のMarkdownファイル
├── images/
│ ├── sample.png ← 挿入したい画像ファイル
│ └── sub/
│ └── photo.jpg
└── README.md
| 指定方法 | 書き方例(docs/guide.md からの参照) |
解説 |
|---|---|---|
| 1つ上の階層を参照 (相対パス) |
 |
.. で1つ親ディレクトリ(my-project)に上がり images/ を参照 |
| 同一階層を参照 (相対パス) |
または  |
同じフォルダ内、またはその配下フォルダ内の画像を指定 |
| ルートからの参照 (絶対パス) |
 |
Webサーバーのルートディレクトリ基準。静的サイト生成時に使用 |
⚠️ C:\Users\... などのローカル絶対パスは避ける
C:\Users\username\Documents\image.png や /Users/name/... のようなローカルPC固有のフルパスを書いてしまうと、ファイルを共有した相手やGitHub、Web上にデプロイした環境で画像が絶対に表示されなくなります。必ずプロジェクトフォルダを起点とした「相対パス」で指定しましょう。
6. 主要エディタ・ツールでの画像挿入&便利技
日常的にMarkdownを書くエディタやプラットフォームごとの効率的な画像挿入テクニックを紹介します。
Visual Studio Code (VS Code)
- ドラッグ&ドロップ挿入: エクスプローラーから画像をMarkdownファイル上にドラッグ&ドロップすると、自動的に相対パスの画像構文が挿入されます(Shiftキーを押しながらドロップでさらに柔軟に配置可能)。
- クリップボード画像の貼り付け: 拡張機能「Paste Image」などを導入すると、スクリーンショットを撮って Ctrl + Alt + V(Macは Cmd + Alt + V)を押すだけで、指定フォルダへの画像保存とMarkdown記述が一瞬で完了します。
- リアルタイムプレビュー: Ctrl + K V でエディタ横にプレビューを表示しながら画像の位置やサイズを確認できます。※ プレビュー設定の詳細は「VSCode Markdownプレビュー活用法」を参照。
GitHub / Qiita / Zenn / Notion
- GitHub(Issue / PR / ディスカッション): 編集エリアに画像をドラッグ&ドロップまたはクリップボード貼り付けすると、GitHubのCDNサーバーに画像が自動アップロードされ、Markdownコード(またはimgタグ)が自動挿入されます。
- Qiita / Zenn: Webエディタに画像を貼り付けるだけで専用ストレージにアップロードされ、サイズ調整用の記法が生成されます。
- Notion / Obsidian: クリップボードから貼り付けると、自動的にページ内に埋め込まれ、エディタ上でドラッグによる直感的なサイズ変更が可能です。※ Notionでの活用法は「Notion Markdown活用ガイド」をご覧ください。
7. 画像が表示されない!よくある原因トップ5と解決策
「Markdownに書いた画像が読み込めない」「壊れた画像アイコンが表示される」という場合によくある5大原因とチェックポイントです。
| 原因 | よくある失敗例 | 正しい対処法 |
|---|---|---|
| 1. パスやファイル名のスペルミス | (正: images/) |
フォルダ名・ファイル名・階層(../)を再確認する |
| 2. 大文字・小文字の違い | sample.PNG と sample.pngIcon.JPG と icon.jpg |
LinuxサーバーやWeb環境では大文字・小文字が厳密に区別されるため統一する |
| 3. 全角文字や全角スペースの混入 | (全角空白) |
記号(! [ ] ( ))やスペースはすべて半角英数で記述する |
| 4. 日本語ファイル名・空白を含むパス |  |
パス中のスペースを %20 にエンコードするか、英数字ファイル名(sales-graph.png)に改名する |
5. !(感嘆符)の付け忘れ |
[代替テキスト](https://example.com/img.png) |
先頭に半角の ! を付ける(付けないとただのテキストリンクになる) |
8. Markdownの画像挿入に関するよくある質問(FAQ)
Q1. Markdownで複数の画像を横並び(2枚並列)に配置するにはどうすればいいですか?
A. Markdown標準では画像を改行なしで連続記述するとブラウザ環境によってインライン配置されますが、レスポンシブ対応や崩れ防止にはHTMLの <div style="display:flex; gap:10px;"> や <table> タグを使うのが最も確実です。
<div style="display:flex; gap:12px;"><img src="img1.png" style="width:50%;"><img src="img2.png" style="width:50%;"></div> のように指定すると綺麗に横並びになります。
Q2. Base64エンコードした画像データを直接Markdownに埋め込めますか?
A. はい、可能です。 のようにData URIスキームを指定することで、外部ファイルなしで単一のMarkdownファイル内に画像データを直接保存できます(ただしテキストファイルサイズが肥大化する点に注意してください)。
Q3. 代替テキスト(alt属性)は省略しても画像は表示されますか?
A.  のようにaltを空欄にしても画像自体は表示されます。しかし、画像が表示されなかった場合の代替テキストがなくなり、視覚障害者向けのアクセシビリティや検索エンジン(Google画像検索など)のSEO評価が大きく低下するため、画像の内容を的確に表す代替テキストを必ず入力することを強く推奨します。
Q4. WebP、SVG、GIFアニメーションなどの形式もMarkdownで表示できますか?
A. PNGやJPEGだけでなく、WebP、SVG、GIFアニメーションもすべて通常の画像記法  で全く同じように表示可能です。GIFアニメーションは自動再生されます。
Q5. Webサイトでの画像表示速度を改善する遅延読み込み(Lazy Loading)は設定できますか?
A. HTMLタグの loading="lazy" 属性を使用することで可能です。
<img src="image.png" alt="説明" width="600" loading="lazy"> と記述することで、スクロールして画像が画面に近づくまで読み込みを遅延させ、ページの初期表示速度(PageSpeed Insightsスコア等)を劇的に向上させることができます。
9. まとめ
Markdownにおける画像挿入(markdown img / markdown 画像 埋め込み)は、基本構文  を覚えるだけで簡単に使いこなせます。
📝 本記事の重要ポイント振り返り
- 基本構文:
(先頭の!を忘れずに) - サイズ変更: HTMLの
<img src="..." width="300">またはCSSstyleを使うのが最も確実 - クリック画像:
[](link_url)でリンク化 - 配置調整:
<p align="center">や<figure>タグで中央揃えやキャプション付け - トラブル対策: 相対パスの階層、大文字小文字、全角記号の混入をチェック
画像サイズ変更やレイアウト調整などの応用技も身につけて、より見やすく伝わりやすいMarkdownドキュメントを作成していきましょう!