オールインワンの万能情報共有・タスク管理ツールとして世界中で愛用されている「Notion(ノーション)」。実は、NotionはMarkdown(マークダウン)記法や .md ファイルとの連携機能が極めて充実しています。
「Notionで使えるMarkdown記法やショートカットの一覧を知りたい(notion markdown 記法)」「手持ちのMarkdownファイル(.md)をNotionに一括インポートする方法は?(notion マークダウン インポート)」「NotionのページやデータベースをMarkdownとしてエクスポート・バックアップしたい(notion マークダウン エクスポート)」「ObsidianやVS Codeとどう使い分ければいい?」とお悩みではないでしょうか。
この記事では、NotionでMarkdownを120%活用するための「全記法・ショートカット一覧」「Markdownファイルのインポート&エクスポート手順」「他エディタとの連携・移行術」「注意点とできないこと」まで分かりやすく徹底解説します。
【早見表】Notionで使えるMarkdown記法・ショートカット一覧
Notionでは、キーボードからMarkdown記号を入力してスペースキーを押すだけで、該当するブロックや文字装飾へと瞬時に変換されます。
| 機能・要素 | 入力するMarkdown記法 | Notionでの変換結果 |
|---|---|---|
| 見出し1(H1) | # + Space |
大見出しブロック(Heading 1) |
| 見出し2(H2) | ## + Space |
中見出しブロック(Heading 2) |
| 見出し3(H3) | ### + Space |
小見出しブロック(Heading 3) |
| 箇条書きリスト | - または * + Space |
箇条書きブロック(Bullet list) |
| 番号付きリスト | 1. + Space |
番号付きリストブロック(Numbered list) |
| ToDo・チェックボックス | [] + Space |
チェックボックスブロック(To-do list) |
| トグルリスト | > + Space |
開閉可能なトグルブロック(Toggle list) |
| 引用ブロック | " + Space |
引用ブロック(Quote) |
| 区切り線(水平線) | ---(ハイフン3つ) |
ディバイダー(Divider) |
| コードブロック | ```(バッククォート3つ) |
シンタックスハイライト付きコードブロック |
| 太字(Bold) | **テキスト** |
太字装飾 |
| 斜体(Italic) | *テキスト* または _テキスト_ |
斜体装飾 |
| 取り消し線 | ~テキスト~ |
|
| インラインコード | `コード` |
インラインコード装飾 |
| 数式(LaTeX) | $$数式$$ |
インライン数式・数式ブロック(TeX表示) |
NotionにMarkdownファイル(.md)をインポートする手順
ローカルに保存してある .md ファイルや他のエディタで作成した記事をNotionに読み込ませる方法は主に3つあります。
方法1: ページ内メニューからインポートする(推奨)
- Notionで新しいページを作成するか、インポート先の既存ページを開きます。
- 画面右上にある「…(3点リーダー)」メニューをクリックします。
- メニュー内の「インポート(Import)」を選択します。
- ポップアップウィンドウから「HTML / マークダウン(HTML / Markdown)」をクリックします。
- インポートしたい
.mdファイル(または画像付きの.zipファイル)を選択してアップロードすると、ページ内に見出しやリストが正確に再現されて読み込まれます。
方法2: 左サイドバーから一括インポートする
- 左サイドバーの下部にある「インポート」ボタンをクリックします。
- 「HTML / マークダウン」を選択し、複数ファイルを選択して一括で取り込みます。
- 選択したファイルごとに個別のNotionページが自動作成されます。
方法3: Markdownテキストを直接コピペする
VS Codeやメモ帳で書いたMarkdownテキストを全選択してコピーし、Notionの空のページに Ctrl + V(Macは Cmd + V)で貼り付けるだけでも、Notionが見出しや箇条書き、テーブルを自動認識してブロックへ変換してくれます。
NotionからMarkdownファイル(.md)をエクスポートする手順
Notionに書き溜めたドキュメントをローカルにバックアップしたり、ブログやGitHub、Obsidianに移行するために .md ファイルとして書き出す手順です。
単一ページをMarkdown形式でエクスポート
- エクスポートしたいNotionページを開きます。
- 画面右上の「…(3点リーダー)」メニューをクリックし、「エクスポート(Export)」を選択します。
- エクスポート形式のドロップダウンで「Markdown & CSV」を選択します。
- サブページ(階層下のページ)も含める場合は「サブページを含める」にチェックを入れます。
- 「エクスポート」ボタンをクリックすると、Markdownファイル(および画像フォルダ)がまとまった
.zipファイルがダウンロードされます。
ワークスペース全体を一括バックアップエクスポート
- 左サイドバーの「設定(Settings)」を開きます。
- 「設定」タブ内の「すべてのコンテンツをエクスポート(Export all workspace content)」をクリックします。
- エクスポート形式を「Markdown & CSV」に設定して実行すると、ワークスペース全体の全ページがMarkdown構造のまま一括ダウンロードされます。
Notionと主要Markdownエディタの使い分けと連携
NotionとローカルMarkdownエディタ(Obsidian / Typora / VS Code)は、それぞれの強みを活かして使い分けるのが最も効果的です。
| ツール | 得意分野・主な役割 | おすすめの活用シーン |
|---|---|---|
| Notion | チーム共同編集・データベース管理・プロジェクト進行 | 社内Wiki、タスク管理、カンバン、仕様共有 |
| Obsidian | 個人ナレッジベース・双方向リンク・完全ローカル管理 | 個人の思考整理、読書メモ、アイデア蓄積、第二の脳 |
| Typora | シームレスWYSIWYG執筆・美麗エクスポート | ブログ記事、Word/PDF資料作成、長文執筆 |
| VS Code | コード連携・拡張機能による高度なカスタマイズ | 技術ドキュメント、GitHub連携、開発マニュアル |
💡 ObsidianとTyporaの詳しい違いや選び方はこちら
NotionでMarkdownを扱うときの注意点と制限事項
- ファイルがプレーンテキストでローカル保存されるわけではない:Notionはクラウド上の独自データベースにブロック構造でデータを保存しています。完全なローカル
.mdファイルとして管理したい場合は、定期的なエクスポートを行うかObsidian等のローカルエディタを使用しましょう。 - 複雑なHTMLタグやカスタムCSSは非対応:一般的なMarkdownエディタで使える
<span style="color:red;">などのHTML直打ちはNotion内ではコードまたはプレーンテキストとして扱われます(Notion独自のカラー設定メニューを使用します)。 - 表(テーブル)のセル内改行:Notionのシンプルテーブル内では
Shift + Enterで改行可能ですが、他ツールへMarkdownエクスポートした際にテーブル構造が崩れる場合があるため注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. NotionからObsidianへの移行は簡単にできますか?
A. はい、非常に簡単です。
Notionから「Markdown & CSV」形式でエクスポートしたzipファイルを解凍し、そのフォルダをそのままObsidianの「Vault(保管庫)」として開くだけで、Notionのページ階層や画像がそのままObsidianに移行されます。さらにObsidianの「Importer」プラグインを使えばリンク構造の変換も自動で行われます。
Q2. NotionのスマホアプリでもMarkdown記法は使えますか?
A. はい、利用可能です。
スマホのキーボードから # や - などを入力してスペースを押すと同様に見出しやリストに変換されます。また、画面下部のツールバーからもワンタップでブロック変換が可能です。
まとめ:NotionとMarkdownを組み合わせて作業効率を最大化しよう
Notionは直感的なブロック操作だけでなく、キーボードから手を離さずに書けるMarkdownショートカットと、柔軟なインポート・エクスポート機能を備えた万能ツールです。
- 普段のメモや文書作成はMarkdown記法でサクサク入力!
- 過去の資産や他エディタのノートはワンクリックでインポート!
- 必要に応じてMarkdown形式でローカルバックアップ・他ツール連携!
ぜひMarkdownを活用して、Notionでの情報管理やドキュメント作成をより一層スマートに進めてみてください!